長岡市議会 2022-12-07 令和 4年12月定例会本会議−12月07日-02号
ましてや、実際には7割以上を占めるとされるマイカー避難については柏崎市の住民のたった20台程度での訓練だったことを考えると、避難の対象となった地域の住民全員が車やバスで避難することは本当に可能なのでしょうか。そこで、今回の訓練で見えた課題等の認識を伺います。 この項最後に、今後の避難の実現性に向けた取組についてです。
ましてや、実際には7割以上を占めるとされるマイカー避難については柏崎市の住民のたった20台程度での訓練だったことを考えると、避難の対象となった地域の住民全員が車やバスで避難することは本当に可能なのでしょうか。そこで、今回の訓練で見えた課題等の認識を伺います。 この項最後に、今後の避難の実現性に向けた取組についてです。
福島では、できるだけ早く遠くへ、車のガソリンは満タンでしたが、指示はほとんどテレビ報道で知り、マイカー避難が始まりました。双葉病院のように緊急避難中の車内でお年寄りが亡くなったという事例もありますが、片や会津坂下町へ全村避難を成功させた葛尾村の国連グリーンスター賞受賞の報道がされています。国連表彰で世界に紹介された葛尾村長。ある戦争体験者の話ですが、悪い隊長は命令を出せず混乱する。
県は、多様な避難手段を活用してと言いますが、福島原発事故ではマイカー避難を余儀なくされ、混乱を招いています。考えられる移動手段としては私はほぼバスに限定されると思いますが、小千谷市の人口3万8,000人がバス避難する場合、50人乗りバスで700台必要です。県内UPZ内の人口は約43万5,000人、バスで移動するとすれば8,700台が必要になります。